Amazonのランキングって仕入れに活用していますか?
ランキングを仕入れの判断にするには、
『あること』が頭に入っていないと、
役に立ちません。
単純に数字が若いから売れている!と
判断しては、
仕入れの失敗をすることになります。
本記事では、正しいランキングの見方と
その活用方法について解説をします。
この記事の概要
Amazonランキングって?
Amazonではすべての商品にランキングが割り振られ
順位化されています。
順位は、Amazonページの下の方にある
詳細情報に記載されています。
順位が2つ掲載されていますが、
これは、カテゴリー(大分類)とサブカテゴリー(小分類)で計測しているためです。
9,753位が家電&カメラのカテゴリー(大分類)で
300位はその中の健康家電のサブカテゴリー(小分類)の順位になります。
この2つのランキングは、
Amazonの仕入れに役立つかと言うと、、
役立ちません。
このランキングを頼りに仕入れの判別をしていると、
売れない商品を仕入れしまうことになります。
その理由については、
Amazonランキングの順位データの取り方に
理由があります。
Amazonランキングの順位はどうやって計測されているか?
Amazonのランキング(順位)の計測方法ですが、
1時間毎に計測され、
売れたら順位が上がる方式になっています。
つまり、全商品1時間毎に売れた個数で
順位化されます。
なので、普段あまり売れていない商品でも、
1時間毎の計測のタイミングで売れた場合、
順位が一気に上がることになります。
ここにせどりの仕入れでAmazonページにある
ランキングを頼りにすると、危険である理由があります。
ランキングである順位が平均で出された
物でないので、
まったく当てになりません。
では、平均化された順位は見ることができないのか?
あるサイトでなら、それを見ることができます。
その平均化された順位であれば、参考にできます。
Amazonの平均化されたランキングを見る方法
Amazonの平均化されたランキングを見れるサイトは
モノレートです。
モノレートのランキングのグラフの中央で確認することができます。
期間を3ヶ月から12ヶ月に広げてみます。
そしてランキングの平均を見てみましょう。
25062位。悪くなりましたよね?
モノレートのグラフを見てください。
過去の波形が悪いため、平均が悪くなっています。
モノレートの期間を触ることで、
その期間内の平均ランキングを知ることができます。
ちなみに、スマホでモノレートを開いた時については、
モノレートの対象期間を1ヶ月にすることができるので、
より直近の平均ランキングを知ることができます。
(パソコンでは、1ヶ月、10日間も見ることができます。)
検索リサーチツールは、Amazonページにある
ランキングを拾うので、
モノレートでの平均ランキングを見ないと
ランキングだけの仕入れ判断は難しいということです。
平均ランキングから売れる個数は予測できるのか?
平均ランキングから、おおまかな目安として、
売れる個数の予測ができます。
それを知るには、カテゴリーの総数を知る必要があります。
以前のAmazonページでは、
カテゴリー毎に取扱の商品点数が知れたので、
そこから逆算できたのですが、
(カテゴリーを選んでから、空検索をすると、
取扱点数を知ることができました。)
今は、Amazonの仕様が変わって表示がされないようになりました。
そしたら、Amazonの取扱総数は知ることができないのか?
実は、他の方法で正確な数ではありませんが、
おおよその総数を知る方法があります。
それが、、
モノレートです。
モノレートでカテゴリーを選んで、
空検索をすれば、
そのカテゴリーの総数を知れます。
このモノレートから取得できるカテゴリー総数から、
カテゴリー毎の相対的な売上ランキングを割り出すことができます。
・本 4,298,847
・DVD 498,287
・ミュージック 1,581,318
・楽器 157,337
・TVゲーム 101,912
・家電カメラ 582,994
・パソコン・周辺機器 529,269
・PCソフト 59,769
・文房具・オフィス用品 537,783
・ホームアンドキッチン 1,285,665
・ペット用品 213,163
・食料飲料 500,092
・ヘルス&ビューティー 500,580
・コスメ 555,067
・ベビー・マタニティ 224,661
・おもちゃ 1,302,065
・ホビー 1,484,085
・スポーツアウトドア 1,071,250
・DIY・工具 550,956
・カーバイク用品 532,674
Amazonのランキングは、
商品の売れた個数の多い、少ないでランキング化するので
母数を知ることで商品の売れている個数を予測をすることができます。
総数に対して、
Sランク 0.01%(母数×0.0001)(1日に数十個~数百個)
Aランク0.1%(母数×0.001) (1日に数十個~)
Bランク1%(母数×0.01) (1日に数個~数十個)
Cランク3%(母数×0.03) (1日に数個~)
Dランク5%(母数×0.05) (1週間に数個~)
Eランク 10%(母数×0.1) (1ヶ月に数個~)
・本 4,298,847
S A B C D Eランク
419 4,298 42,988 128,965 214,942 429,885
・DVD 498,287
S A B C D Eランク
49 498 4,983 14,948 24,914 49,829
・ミュージック 1,581,318
S A B C D Eランク
158 1,581 15,813 47,439 79,066 158,132
・楽器 157,337
S A B C D Eランク
15 157 1,573 4,720 7,867 15,734
・TVゲーム 101,912
S A B C D Eランク
10 101 1,019 3057 5,096 10,191
・家電&カメラ 582,994
S A B C D Eランク
5 582 5,829 17,489 26,449 58,299
・パソコン・周辺機器 529,269
S A B C D Eランク
52 529 5,293 15,878 26,463 52,927
・PCソフト 59,769
S A B C D Eランク
5 59 598 1,793 2,988 5,977
・文房具・オフィス用品 537,783
S A B C D Eランク
5 53 537 5,378 16,133 26,889 53,778
・ホームアンドキッチン 1,285,665
S A B C D Eランク
128 1285 12,857 38,567 64,283 128,567
・ペット用品 213,163
S A B C D Eランク
2 213 2,132 6394 10,658 21,316
・食料飲料 500,092
S A B C D Eランク
5 500 5,001 15,002 25,005 50,009
・ヘルス&ビューティー 500,580
S A B C D Eランク
5 500 5,006 15,017 25,029 50,058
・コスメ 555,067
S A B C D Eランク
5 555 5,551 16,652 27,753 55,507
・ベビー・マタニティ 224,661
S A B C D Eランク
2 224 2,247 6,739 11,233 22,466
・おもちゃ 1,302,065
S A B C D Eランク
130 1,302 13,021 39,061 65,103 130,207
・ホビー 1,484,085
S A B C D Eランク
148 1,484 14,841 44,522 74,204 148,409
・スポーツアウトドア 1,071,250
S A B C D Eランク
107 1,071 10,713 32,137 53,563 107,125
・DIY・工具 550,956
S A B C D Eランク
5 550 5,510 16,528 27,548 55,096
・カーバイク用品 532,674
S A B C D Eランク
5 532 5,326 15,980 26,633 53,267
母数に対して、%でランク分けし、
実際にAmazonの商品の売上個数をカウントすることで
カテゴリーのランキングの順位で、
1日に売れる個数を予測することができるようになります。
実際に売れている個数の取り方は、
Amazon出品者一覧をスクリーンショット(画像)を撮り、
出品者と在庫の減りを確認して、
売れている個数をカウントし、1日に売れた個数をランキングとともに
控えておきます。
そのように、カテゴリーとランキングと売れた個数を控えておくと、
カテゴリーと順位を見ただけで1日の売れる個数がわかるようになります。
*さらに細分化したい方は、
Sランク 0.01%(母数×0.0001)(1日に数十個~数百個)
Aランク0.1%(母数×0.001) (1日に数十個~)
Bランク0.5%(母数×0.005) (1日に数個~数十個)
Cランク1%(母数×0.01) (1日に数個~数十個)
Dランク3%(母数×0.03) (1日に数個~)
Eランク5%(母数×0.05) (1週間に数個~)
Fランク 10%(母数×0.1) (1ヶ月に数個~)
など微調整して、実際に売れている個数をチェックしていってください。
〆まとめ
Amazonのランキングは1時間毎のランキングなので
単純にランキングを見ただけだと、
仕入れの目安にはできません。
その理由は、売れていない商品でも計測のタイミングで売れたら、
ランキングは上がり、本来の順位(平均化したランキング)以上に、
良いランキングになってしまうからです。
なので、仕入れの対象になるだろう商品か、
そうでないかを、
瞬時に判断できるのは、
モノレートから知れる平均ランキングになります。
平均ランキングと母数から割り出したランク毎の
相対的したものでランクによる売れている個数を把握できたら、
カテゴリーとランキングで1日で売れる個数は、
ざっくりとしたものになりますが、予測することができるようになります。
このカテゴリー毎のランキングでの売れている個数を覚えれば、
ランキングがよい商品で売れている個数を数えれない商品の
1日の売れる個数を予測しやすいので、把握するようにしましょう。