せどりの仕入れで商品を何個、買えばいいのか?

数量で悩むことはありませんか?

売れ残るのと、困るし、足りなければ、稼げるチャンスを逃すし、
仕入れる個数の決め方って意外と難しいですよね。

基準や考え方など一般に公開されていないと思います。

 

なので、仕入れ個数の決め方について教えますね。

 

せどりの仕入れ個数を決める前に使える資金を把握

仕入れの個数を考えるより前に、把握しておくべき必要なことがあります。

それは、使っていい資金です。

 

資金

せどりは基本、販売の前に仕入れを立てるので、
現金が必要になります。

その資金以上に仕入れにお金を使いすぎると、

後で支払いにお金が回らなくなります。

なので、資金がショートしないようにその範囲内で使うべきです。

 

この資金の使い方の基準ですが、

クレジットカードがある場合とない場合では、また使える金額の範囲が
変わってきます。

 

クレジットがない

クレジットカードがない場合については、

例えば、10万円が手元にあるのであれば、
その8割を仕入れにあてて、利用していくと良いです。

残りの2割は、送料や消耗品などの経費に残しておくと安全です。

 

仕入れ資金が10万円以下の場合に仕入れ資金とは別に
手元に残しておいた方が良い金額は、

2割ではなく、2万円です。

 

8万円まで仕入れを立てることができたら、

次は売り上げた商品の金額、つまり、投資回収の日にちを計算して、
次回に使える仕入れ資金を算出しましょう。

Amazonでは、14日から最短で3日後、最長で6日後の20日までの間に、

売上げた金額が手数料を引いて入金されます。

 

売り上げた商品(入金金額)は、Amazonのセラーセントラル画面の
トランザクションから見ることができます。

 

クレジットがある

クレジットカードがある場合については、

手元にある資金以上、あるいは手元に資金がなくても
仕入れをすることができます。

 

手元にまったく資金がない場合は、

クレジットの上限金額の把握と〆日と支払い(引き落とし日)をまずは
チェックしましょう。

Amazonの入金は最長で売り上げてから26日で入金されるので、

つまり、クレジットカードで仕入れて、その商品の代金の引き落とし日までに
Amazonの入金が間に合えば、

手元にお金が一切なくてもせどりの仕入れができるということです。

 

例えば、〆日が15日で引き落とし日が翌月の末払いのクレジットカードがあれば、

16日に仕入れをたてた場合、翌々月の末に引き落としがされます。

1月16日仕入れ→3月31日引き落とし 引き落としまでの日数が、75日になります。

 

Amazonの売上金が最長で26日あるので、75日ー26日=49日の間に仕入れ売り切れれば
入金の金額を持って支払いにあてることができるというわけです。

なので、余裕をもって1ヶ月の間で売り切れる商品を仕入れていけば、
資金がショートすることなく、仕入れを続けることができます。

 

15日に仕入れをたてた場合、翌月の末に引き落としがされます。

1月15日仕入れ→2月29日引き落とし 引き落としまでの日数が、45日になります。

45日ー26日=19日になるので、この場合は、1週間を目安に売り切れる商品を
仕入れていけば良いです。

 

上記で示したように、クレジットカードの締日、引き落とし日に対し
どのタイミング(日にち)でクレジットカードを使うかで、

支払い日までの時間が全く変わります。

なので、クレジットカードの締日、引き落とし日を調べて、
クレジットを使い分けてください。

さらに、支払いを有利にする方法としては、

分割払いにすることです。

2分割なら手数料が掛からずに引き落とし金額の半分を
次の支払い日までに伸ばすことができます。

 

以上、資金に関しては、

クレジットの有無で使える金額が変わってきます。

お金をショートさせない金額の範囲内で仕入れ個数を決めてください。

 

商品の売れ行き

せどりで使える資金やクレジットの上限額を把握したら、

現金仕入れの場合は、支払い日から、
クレジット仕入れの場合は、締日に対しての引き落とし日から、

Amazonの入金までの期間差を知ります。

 

あとは、仕入れた商品を販売するのに何日かかるのかを知り、
資金がショートしないように数量を決めます。

 

売れている商品であっても、その在庫がなくなるのに、
日数がかかれば、

資金ショートの可能性があります。

なので、大量仕入れを考えるほど、
売れるまでの日数を推測することが大事になってきます。

商品の売れ行きを読むのは、

モノレートというAmazon相場を把握できるサイトを用います。

 

モノレートを使っての売れ行きの読み方

新品商品の場合は、

原則、カートがあれば、カート価格から商品が売れていきます。

なので、カート価格はいくらで過去、どのくらい期間の間に
何個売れていたのかをモノレートで数字を調べていきます。

 

モノレートを読むうえで大事なのは、

平均です。

 

3ヶ月の期間で価格を見て平均価格を取りましょう。

価格が安定している場合は、次はその価格で実際に物が売れているのかを

ランキングのグラフを通じて調べていきます。

 

売れ行きを見るのに大事なのは、

価格と売れている数量です。

 

カート価格が5000円で3ヶ月の期間でその価格で30個売れていたのであれば、

1ヶ月間で10個売れる計算になります。

 

価格が安定していない場合は、

価格が安い時と高い時の売れ行きに違いがあるかを見ましょう。

たいてい、売れる個数が違うはずです。

 

また相場が過去に安定していなかったものは、

直近の相場の売れ行きを見つつ、

過去に下がった価格でも、最悪利益を取れるのか
どうかも見ておきましょう。

 

売れている価格とその価格での期間と個数がわかったら、

次はその価格で販売するライバルをチェックします。

前の内容で仕入れ個数を決めると、

残念ながら、その通りに売れていってはくれません。

 

それは、他のセラーの人数や在庫を考慮していないからです。

 

例えば、1ヶ月間で10個売れている商品であっても、

その商品を同じように販売する出品者が一人いたら、

自分の在庫の売れ行きは、1/2の確率になり、

5個になってしまいます。

 

なので、売る価格(売れる価格)に対して、

同じ価格で売ろうとしている出品者の数と、

その出品者の在庫を調べる必要があります。

 

例えば、前の商品の内容で、ライバルなる出品者が二人いて、

ライバルの在庫が一つだけで自分の在庫が10個あれば、

最初は1/3の確率で売れ、誰かの在庫が売れたら、一人減り1/2の確率になり、

最終的には、在庫を持っている自分一人だけになるので、

モノレートで読んだ1ヶ月10個で売れていくペースになります。

 

また出品者がもし複数いても、自分より高い価格をつけている場合は、

競争にならないので、売れる速度はモノレートで読んだ通りに売れていきます。

 

つまり、仕入れの個数の決め方は、

売れている価格と期間に対して売れている個数と
同業者の価格で判断しましょう。

 

仕入れ個数を決めるのにその精度を上げるには

さらに、精度を高めるのに必要なこと複数があるので、解説していきます。

 

市場在庫の状況

資金に余裕がある場合、初月もしくはそれより早く売り切れる日数で
売り切れる量を超えて仕入れることができます。

その場合、寝かしをすることになりますが、

売り切る時間が遅くなればなるほど、基本的にリスクは高くなります。

例えば、Amazon直販の在庫が復活したり、再販されたりなどです。

そのため、大量仕入れや売り切るのに時間がかかる場合は、

その商品の市場在庫はどれくらいあるのか?
メーカーサイトや卸、小売店からの情報で在庫復活や
仕入れを簡単に行えるものでないかを確認するようにしましょう。

 

セールの状況

商品を仕入れる際、その商品がセールで安くなっていた場合、

注意する必要があります。

過去の相場を見て利益を出せるものと考えていても、

せどらーさんの多数が同じように仕入れて競合が多くなれば、
価格競争の原理が働くからです。

つまり、販売値が想定していたものより下がることがあります。

なので、セール商品がそのお店だけが安くしているのか、
それとも他のお店も同じように安いのかを調べる必要があります。

全国規模のチェーンで数量も多くあれば、
確実に出品者で商品が群れて価格が下がります。

 

廃盤

利益が少ないことから仕入れする量を抑えたいと思うことがあるでしょう。

そんな時、その商品が廃盤であれば、
利益の少なさから仕入れ量を減らすのであれば、

考えるべきことがあります。

それは生産完了の商品や廃盤の商品であるかどうかです。

今後、手に入れにくくなるようであれば、
その商品の価格は上がる可能性が高いからです。

需要がある商品で供給が少なくなれば、

価格は必然と上がり、上がっても売れていきます。

なので、商品の価格が上がっていくのかも予想すると良いです。

 

モノレートユーザー数

モノレートのユーザー数が急に上がった商品は、

危険であることがあります。

ようは、その商品を同じように注目しているせどらーさんがいるということなので、

群れる確率があります。

群れれば需要と供給なので、価格競争が始まり、

その商品の販売値が下がっていきます。

なので、モノレートユーザー数も見たうえで仕入れを量を決めることが大事です。

 

〆まとめ

仕入れの個数は、その人自身の資金状況によって適正な仕入れ量は
変わります。

自分に合わせたうえでどう資金を活用するのか良いのか、

本記事で紹介したことを通じて算出してみてください。