副業の方や個人事業主の方は、確定申告に合わせて、
12月末までの在庫を計算しないといけません。
法人の方は、決めた決算月に合わせて棚卸しをします。
棚卸しは利益になるものでないので、後優先にしがいがちです。
バタバタしないためにも、棚卸しの方法を理解しておき、
すぐに取り掛かることができるようにしておきましょう。
棚卸しとは?
棚卸しは在庫を数え、資産を原価で計算します。
在庫をカウントすることで、はじめて事業の
正しい利益計算ができます。
棚卸しは、確定申告のために必要なものと思われていますが、
本来、毎月、行った方がいいもので、
棚卸しを行うことで、
在庫の中身の把握や店舗運営の状態を知ることができます。
棚卸しの計算方法
副業の方や個人事業主の方は、
年度末(12月末)時点の在庫を数えます。
自己発送で自宅や倉庫などに残っている在庫と
AmazonにFBAで納品している在庫を
仕入原価で合計したものが棚卸し高になります。
昨年末に計算した棚卸し高と本年末に計算した棚卸し高を
用いて、売上原価を計算します。
計算式としては、
売上原価=期首棚卸高(昨年12月末)+仕入高-期末棚卸高(本年12月末)
になります。
売上原価が計算できたら、
あとは、売上高-売上原価=売上総利益
を算出できます。
Amazonで棚卸しに必要な数字を出力し計算する方法
Amazonセラーセントラルにログインします。
レポートのフルフィルメントを押します。
在庫の表示を拡大を押します。
在庫スナップショット(日次)を押します。
ダウンロードを押し、日付を押します。
日付を押したら、12月31日~12月31日を選択しましょう。
在庫のカウントは、1月1日以降に行いましょう。
日付を入力したら、csv形式でのダウンロードをリクエストを
押しましょう。
処理中になります。
2~3分間くらい経過するとダウンロードできるようになります。
表示ページを更新してください。
ダウンロードボタンがついていたら、ダウンロードできます。
ダウンロードを押します。
CSVで表示されます。
数量が残っている個数です。
あとは、出品者SKUを分解して、仕入れ値だけをセルに表示させ、
個数と掛け、仕入れ値原価を出し、合計して
棚卸し高を計算します。
ここで最も重要なのは、
SKUにちゃんと仕入れ値を入れておかなければ
ならないと言うことです。
SKUに仕入れ値を入れていないと、
計算できません。
出品者SKUから、仕入れ値の数字を取り出します。
出品者SKUを選択して(セルのC2から、在庫ある行まで)、
データーを押し区切り位置を押します。
カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに
区切られたデータを押します。
次へ押します。
僕はSKUを付けるのに、.(ドット)で区切っているので、
その他で.を入力します。
そうすると、出品者SKUが区切られて表示されます。
区切りたいところでそれぞれ分けられたことを
確認したら、
次へ押します。
文字列を選択して完了を押します。
その前に、出品者SKUが区切られた毎に
セルに割り振られるために、
出品者SKUの後ろにセルを追加して
入力欄を用意しましょう。
僕の場合で言うと、7列追加します。
列を追加してから、完了を押します。
そうすると、区切られた状態でセルにそれぞれ、
文字などが入力されます。
一つのセル内に仕入れ値を用意できたら、
あとは、空いているセルで、
仕入れ値×在庫数の計算式を入れて計算しましょう。
=を入力して、仕入れ値のセルを選択し、*を入力します。
*は掛け算を意味します。そして、数量のセルを選択します。
入力を終えたら、エンターキーを押します。
そうすると、計算されるので、あとは、在庫があるところまで
カーソルを下にもっていけば、
あるいは、数字のセル内の右下にカーソルを合わせて
ダブルクリックを押せば、
下まで計算してくれます。
続けて、一番下の行の下で合計をします。
計算がはいった列の下のセルを選択して、
数式のオートサムを押しましょう。
セルの範囲を確認して問題なければ、
エンターキーを押します。
そうすると、合計できます。
この数字がFBAでの12月31日時点での在庫の原価金額の
合計になります。
プライスターツールを使っての棚卸
プライスターツールを使っての棚卸しのポイントは、
1/1の0時にできる限り行うことです。
時間に正確に行うほど、棚卸しの在庫カウントが正確になります。
では、プライスターツールを使っての
棚卸しのやり方を解説します。
プライスターにログインします。
出品したものを見るの中になる、
現在庫のダウンロードと編集を押します。
あとは、出品中を選択して、
自己発送とFBAの在庫リストをダウンロードしましょう。
ダウンロードしたものは、Amazonのセラーセントラルで
ダウンロードしたものと同様に、
エクセルで計算しましょう。
プライスターでの棚卸しの注意点は、
仕入れ値をちゃんと入力されていないと、
ダウンロードするCSVに反映されていないので、
入力されていることが前提です。
〆まとめ
プライスターツールを使われている方は、
年度末が終わるタイミングで棚卸し計算する方が
数字を正しくカウントするのには、望ましいです。
なので、その日は時間調整して忘れないように処理をしましょう。