仕入れた商品をいつまでに売るのが良い?

資金に対して、在庫はどれくらい持っているのが適正?

 

在庫をどれだけ持っていたら、
キャッシュアンドフローは悪いのか、

今自分の状況を数字で知りたくはありませんか?

 

数字で把握しないと、現状がわかりませんし、
現状がわからないということは、

未来、状況が変わっても、気づくことができません。

 

そうなると、後手に回り本来、対処できた問題を
処理できなくなります。

せどりを商売として長くやっていきたいのなら、
数字に関しても強くなることが必要不可欠です。

経営できるようにしていきましょう。

 

そんなことより、仕入れが大切!
後回しって方は、

いづれ資金ショートしてしまうことになるので
気をつけてくださいね。

せどりは黒字でも倒産しますから。

 

せどりにおける在庫回転率とは

仕入れた在庫が期間内にどれくらい売上げているのか
その売上のペース(回転)を数値化したのが

在庫回転率です。

例えば「在庫回転率が1年で1回」であったとすると、

1年間かけて在庫(仕入れ金額の合計)が
1回入れ替わっていることを意味します。

 

つまり、在庫回転率が高ければ高いほど、
仕入れた在庫が早くに売れて、在庫の中身が良いということです。

資金もうまく回っています。
(ただし、在庫回転率が良すぎるということは、
チャンスロスもしている可能性があります。
つもり、在庫が足りていないとうことです。)

資産の流れが良い場合は、寝かしをするなど
ロングテールの商品を取扱い、

利益率のアップ、利益額を上げるのも一つの戦略です。

 

その反対に、在庫回転率が低ければ低いほど
仕入れた在庫が売れるまでに時間がかかっているので

在庫の中身が悪く、資金の使いみちが悪いです。

 

この状態を続けていると最悪の場合、
資金がショートする可能性があります。

 

このように、在庫回転率を把握することで、
仕入れの質や資金回りが良いか悪いかを判断することができます。

 

在庫回転率(商品回転率)の計算方法(出し方)

在庫回転率の出し方は
「一定期間においての売上高 ÷ 平均在庫(仕入れ原価)」で算出します。

 

単月の売上高が500万、平均在庫が200万とすると、
在庫回転率(月)は2.5回となります。

 

せどりをすでに実践し、続けられている方は、
在庫があるはずなので、

期首と期末でカウントするのが望ましいです。

 

つまり、当月の最初(1日)と前月の終わり(28,30,31)、
前回棚卸し→在庫のカウントをした方は、前回と今回で
計算すると良いです。

 

在庫金額の計算の仕方=「(期首棚卸高+期末棚卸高)÷2」

*在庫はもちろん、仕入れ原価で計算してください。
 売上高で計算するのではありません。

 間違いがちなのは、クレジット分割の仕入高や、月末や月初に仕入れた
 まだ届いていない在庫のカウントです。

 FBA在庫、自己発送在庫をカウントして、あとはクレジット明細で
 金額を把握すると良いです。

 

在庫回転率をカウントする期間

在庫回転率は、年単位で調べることをしてください。

 

理由は、時期によって在庫の増減が変わるからです。

例えば、12月だと、せどりの場合、ビッグイベントになるので
在庫をたくさん仕入れていますよね?

なので、年で在庫をカウントする方が平均売上に
平均在庫を見れるので望ましいです。

 

月換算した場合は、12で割ると良いです。
日数の場合は、同様に365で割ると計算できます。

 

セラーセントラルから在庫を計算

セラーセントラルからFBA在庫や自己発送の在庫を
カウントできます。

セラーセントラルのレポートから出力されたデーターを
エクセル処理することで

在庫の個数と商品がわかるので、

あとは、SKUにつけた仕入れ値を使い、
在庫の金額を算出します。

 

セラーセントラルから在庫と金額を知る方法を
知りたい方はメッセージください。

やり方を解説した特別なPDFをプレゼントします。

 

在庫回転率の目安

在庫回転率ですが、

業態や取扱商品によって回転率は様々ですが、

小売店は月間で2回転程度が望ましいと言われています。

 

一般的な在庫回転率の指標(年)

・24回以上

在庫回転率が24回以上であれば優良水準。

商品在庫が2週間で1回転していることになるので、
効率よく商品が売上に転換しています。

・12~23回

在庫回転率が12~23回の範囲内であれば標準的な水準。

12回で商品在庫が1ヵ月で1回転。

・6~11回

在庫回転率が6~11回の範囲内であれば経営の見直しが必要。

6回で商品在庫が2カ月で1回転。

・5回以下

在庫回転率が5回以下であれば売れ残り等、
不良在庫を抱えている可能性が高く経営が危ない。

在庫回転率が5回転以下は早急な改善が必要。
不良在庫を抱えるリスクのほか、

キャッシュ&フローが回らなくなる可能性が大です。

 

在庫回転率(商品回転率)を向上させるには

まずは現状を知り、それに合わせて長期的な戦略を立てることが
必要不可欠です。

現状が思った以上に悪かった方は、落ち着いて
今後の仕入れスタイルを考えていく必要があります。

 

在庫回転率を向上させるには、

まずは、仕入れの基準を見直していきましょう。

 

ロングテールの商品を多く扱ってきた方は
減らしていきましょう。

*ただし、資本に余裕のある方で
 投資的なせどりをしている方は、気にしないで大丈夫です。

利益率も大事ですが、早く売り
お金を効率よく回すことが商売では大切です。

 

次に、資金の回収が早い、商材を取り扱っていきましょう。

基本的には新品は中古よりも回転が早いものが多いです。

またランキングの良い商材を取扱うのも
せどりでは大切です。

 

万が一、仕入れた商材が赤字になっても、
すぐに売れれば資金回収ができるからです。

これが売れない在庫であれば、
仕入高をそのままロスすることになります。

 

なので、不良在庫を持たないようにするためにも
売れている商材を仕入れることが必要です。

 

イベント商材、季節商材は売り切るようにしましょう。

 

在庫回転率を向上させるために、
いきなり、商品の仕入れ基準や販売を変更するとなると、

お金が回らなくなる可能性があるので
できることから徐々に進めていってください。

 

〆まとめ

せどりで独立したい、稼ぎ続けたいと考えているのなら、
商売人になってください。

商売人は、数字管理を行い、経営をします。

 

仕入れも大事ですが、守りや現状を知ることも
大事です。

数字を把握するには、時間に手間がかかりますが、
最低限はやって知っておくようにしましょう。