せどりの利益率の計算方法は、

ROI(投資利益率)と利益率の2つがあります。

前者は、投資で使われるもので、
後者は、小売業界で主に使われるものです。

 

せどりでは、どちらも仕入れをする時に、
また継続的な健全な店舗運営をするのに、
必要な指数になります。

 

せどりは仕入資金であるお金の使い方、回し方が
稼いでいく上でとても重要になるので、

計算方法を知り、数字で把握できるようになってください。

 

せどりで稼ぐためのROI(投資利益率)の算出方法

ROI(投資利益率)とは、投資したお金に対し、
どれくらい利益が増えたかという率になります。

ROI(投資利益率)の算出方法は、

ROI = 利益額÷仕入価格 × 100 です。

 

1000円で仕入れて、5000円で販売でき、
利益額が3000円出ると見込める場合、

ROI(投資利益率)は、

3000÷1000×100=300%

つまり、1000円の投資に対して、

3倍である3000円の利益を手にできるということです。

 

 

せどりで稼ぐための利益率の算出方法

一般的な利益率は、

ROI(投資利益率)の算出方法と違い、

仕入高で÷のではなく、売上高で除算します。

 

利益率の算出方法は、

利益率 = 利益額÷販売価格 × 100 です。

 

前と同じ数字で計算してみると、

 

3000÷5000×100=60%になり、
数字が全く変わります。

 

せどりの利益率の目安は、

この小売業界で主に使われる利益率になるので、
間違えないようにしましょう。

 

せどりで稼ぐためのROI(投資利益率)と利益率の考え方

利益率に関しては、日々の仕入れでの目安には、
使いません。

月間や年間での実績(結果)に対して、

どうだったのか振り返るための数字として
把握するためのものです。

理由は、仕入れの目安となる利益率を決めることは、
ナンセンスだからです。

 

例えば、利益率を20%を目指していて、

利益率10%で100円の利益しかないものは仕入れないと
することは、

間違っているからです。

投資金額が低いまたはすぐ売れるのであれば、

利益率が10%であろうと、仕入れるべきだからです。

 

利益率のアップ、向上に囚われていると、

利益額を減らすことになります。

 

僕たちが欲しいのは、利益率ではなく、
利益額なので、

本質を履き違えないようにしましょう。

 

日々の仕入れは、利益率ではなく、

仕入れ金額に対して、いくら利益額をもたらしてくれるかを
知れるROI(投資利益率)で考えるようにしましょう。

 

ROI(投資利益率)を仕入れの目安にする際の注意

ROI(投資利益率)を仕入れの目安にすべきと話しましたが、

その率だけを基準にするのは、違います。

 

せどりの仕入れで大事なのは、ROI(投資利益率)とともに、

回転率が大事です。

ROI(投資利益率)より、むしろ回転率の方が大事です。

 

回転率とは、仕入れた在庫が一定期間において、
どれだけ捌けたかを知るもので、

在庫の中身を知ることができます。

つまり、回転率が良いということは、

仕入れた在庫がうまく売れているということで、

キャッシュ&フローが回っていることを意味し、
資金回収が滞りなくできているということです。

 

せどりは、手法にもよりますが、大半は在庫仕入れをするので、

仕入れた在庫は早く売れた方が資金効率は良いです。

 

ただし、寝かしをすることによって、
利益額が大幅に増える、仕入れの労力が低いということであれば、

回転率は悪くなりますが、ROI(投資利益率)は高いので、
良しとなります。

このように、ROI(投資利益率)や利益率は、

回転率とともに考えることが重要です。

 

せどりで仕入れた在庫は何日までに売るべきか?

回転率の話をしましたが、せどりで仕入れた商品は、
いつまでに売るべきだと思われますか?

これも、戦略ややっている手法によって変わってきますが、

資金が少ない方に関しては、

30日以内、つまり、1か月以内に売り切ることを
指標にしておけば、

支払いで資金が足りなくなるということは、
避けられます。

Amazonでは、14日+6日以内で入金がされるので、
*新規アカウントの場合は、毎日入金の申請が可能です。

 

あとは、支払いをクレジットカードで分割にしておけば、

猶予があるので、安全です。

 

金銭的にゆとりがあるのであれば、
在庫の保有日数に関しては、

期間を設けずに仕入れをしても良いです。

ただし、FBAで販売する場合においては、

納品し送っている間は、ずっと在庫の保管料がかかるので
利益額の計算をしておかないといけませんので
それも踏まえて考えてください。

 

〆まとめ

せどりの利益率は月間や年間の指標として、

日々の仕入れはROI(投資利益率)を指標とし、
仕入れを行ってください。

また、資金効率が悪くなり、支払いが困らないようにするためにも、
仕入れる際には回転率も頭に入れましょう。