転売の売り先と言えば、

フリマ(メルカリ・ラクマ)とAmazonとオークション(ヤフオク)

がメジャーですよね。

で今、最もお客さんを集めている場所が、
メルカリとAmazonであることは、

誰でも、想像できるかと思います。

実際に、この2つのプラットホームがトレンドで売れるのですが、

それぞれに商品の価格設定や手数料、送料などに違いがあって、

最終の利益額に差があるんです。

 

この違いを知ったうえで、販売の使い分けをしたりして、

利益を多く残したい方は、ぜひ、本記事を参考にしてください。

 

フリマ(メルカリ・ラクマ)とAmazonの違い

集客力の高さ

2019年4月のデーターで、

Amazonの利用者が5004万人。

フリマは、メルカリが2216万人、ラクマが1115人で
合わせて、3331万人です。

 

*参考資料(ニールセンデジタル)

 

圧倒的にAmazonの方が利用者が多いことがわかります。

その差は、1673万人。

 

利用者が多いということは、

商品を検索し閲覧してもらえるお客さんも多いということなので、
売れやすくなるということです。

実際、僕はフリマ(メルカリ・ラクマ)とAmazonの両方で

販売していますが、Amazonの方が売れます。

 

売れるスピードと量

お客さんが多いということは、需要が多くなるので、
供給側が少なければ、

より自分が出品する商品が売れやすくなります。

 

Amazonの出品者とフリマ(メルカリ・ラクマ)の出品者とでは、

需要に対して供給側の方が多いのは、フリマ(メルカリ・ラクマ)になります。

なぜかと言うと、フリマの方が手軽に出品できるからです。

 

つまり、出品する側としてのハードルが低いから、
誰でもできる分、競合が多くなってしまうんです。

 

フリマを利用する側としては、手軽にできるから良いけど、
その分、同じように思っている方が多いので、

ライバルが増えてしまうというわけです。

ハードルの低さは、諸刃の剣になってしまうんです。

 

商品

取り扱えるカテゴリーに関しては、

フリマ(メルカリ・ラクマ)とAmazonに大きく違いはありません。

ただ、カテゴリー内の商品の状態によっては、条件や制限があります。

例えば、Amazonでは、中古の

「アパレルや消耗品、消耗材」は出品ができません。

 

そのため、Amazonで販売できないものに関しては、

メルカリでの販売の一択になります。

 

こういった商品は、Amazonでは売れないので、
現在では、メルカリやラクマなどのフリマが売りやすくなっています。

 

販売手数料

メルカリは手数料がすべて10%ですが、

Amazonではカテゴリー毎によって違います。

そのため、メルカリ、Amazonで同じ価格で販売しても、
残る利益額が変わってきます。

メルカリの方がAmazonより手数料が安いカテゴリーは、

*カテゴリー横の手数料比はAmazonの手数料になります。

・ゲーム 15%
・CD 15%
・DVD 15%
・本 15%
・PCソフト 15%
・ペット 15%
・文房具 15%
・ホーム&キッチン(キッチン用品) 15%
・DIY 15%
・Kindle関連 15%
・ベビー&マタニティ 15%
・時計 15%

 

です。

 

Amazonの方がメルカリより手数料が安いカテゴリーは、

・ゲーム機 8%
・パソコン周辺機器 8%
・浄水器 8%
・楽器 8%
・電子辞書 8%

です。

 

メルカリとAmazonが同じ手数料であるカテゴリーは、

・おもちゃ
・食品
・ドラッグストア(サプリ、日用品)
・ビューティー(化粧品)
・家電
・スポーツ、アウトドア

です。

 

販売手数料としては、メルカリの方がAmazonより安いですが、

大事なことは、

いくらで売れるのかと、
販売手数料と送料を差し引いたトータルの経費で、

残る利益が変わるので、すべてを知ったうえで
販売先を決めましょう。

 

送料

Amazonに限っては、FBAというサービスがあります。

FBAは、発送をAmazonが代行してくれます。
その代わりに、FBA利用料を支払います。

また、Amazonでの販売は、FBAを利用せずにでの販売もできます。

いわゆる、自己発送ですが、メルカリ同様、
自分で梱包発送することもできます。

メルカリの送料のメリットは、

メルカリ自体が日本郵便とヤマト運輸と提携しているため、
発送料が一般での発送料金と比べ、

安くなることです。

 

メルカリでの発送に関しては、

ゆうゆうメリカリ便
らくらくメルカリ便

の2つのサービスが利用できます。

 

 

 

Amazonでの発送は、

当然、この発送サービスは利用できません。

 

Amazonでの発送は、

日本郵便やヤマト運輸の一般の発送料金を支払って送るか、

メルカリがしているように、直接、日本郵便やヤマト運輸と
配送契約を行うかで料金を安くすることができます。

ただし、配送を送る個数で料金の割引サービスが変わるので、

ある程度の実績がないと安くすることが難しいのが実情です。

 

なので、自分で発送する場合においては、

メルカリの方が安く料金を抑えることができます。

 

サービス

ここまでにおいて、

販売手数料の差、売れる価格の予想方法、送料の話をしてきたので、

Amazonとメルカリでの利益額の差を計算できます。

しかしながら、Amazonにはまだサービスがあり、

それを利用すると、利益を残せる額がまた変わってくるので、
解説します。

前にちらっと話をしましたが、FBAを利用すると、
手数料をAmazonに支払うものの、実は安く発送ができるんです。

 

FBAは、Amazonに梱包発送を代行するサービスになります。

手数料は、

商品の大きさや重量によって変わります。

 

・小型標準サイズ

257円から499円。

・大型サイズ

575円から1598円。

 

販売手数料とは別にかかってくるので、

高いように感じると思います。

 

ですが、実際のところ、そうでもないんです。

 

そのからくりは、

1個づつお客さんのところに発送しなくていいことにあります。

つまり、

メルカリの発送は、出品した商品が売れる度に、

発送手配が必要なので、一人一人のお客さんに対して
発送料がかかります。

ですが、AmazonのFBAサービスを利用すると、
Amazonの倉庫にまとめて売る商品を送ることができます。

つまり、発送料金はまとめて送れる分の1回で済むんです。

 

具体的に言うと、仕入れた商品が100個あるとすると、

 

・FBAサービスを利用した場合、

100個まとめてAmazonの倉庫に送ることができます。
(納品するうえでの個数制限はありません。)

小さい商品であれば、1つのダンボールに100個送ることができます。

で1000円かかったとします。

 

そうすると、まず納品にかかった送料は、
商品一個あたりにすると、

1個10円の送料費と計算できます。

 

これが、メルカリだと、

100個の在庫が1個づつ売れたのであれば、

100回発送するので、100回分の送料がかかります。

 

AmazonのFBAでは、FBAの手数料がかかるものの、
まとめて送れるので、

送料費を圧縮できるんです。

 

つまり、Amazonでは個数が多くなればなるほど得になるんです。

メリカリは個数が増えても全く関係がありません。

 

以上のことを踏まえて、計算してもらえると、
どちらが得であるのか判断することができます。

結論としては、

Amazonの方がお客さんが多くいるため、
高く売れるし早く売れます。

しかしながら、出品自体できない商品もあるので、

そのような商品は、メルカリのみ売ることができます。

Amazonとメルカリとでは、どちらが利益が残るかと言うと、

Amazonになりますが、

出品する商品や仕入れた商品が、少ないのであれば、

メルカリの方が利益を残すことができます。

Amazonで販売することのメリットは、
FBAの利用で、出品する量に関わってくることを理解してください。

 

次に目に見えない利益についても、
フリマ(メルカリ・ラクマ)とAmazonの違いを解説していきます。

 

フリマ(メルカリ・ラクマ)とAmazonの目に目に見えない利益の違い

販売の正確さ

メルカリで商品が売れる金額や売れるスピードや個数は、

過去履歴から見ますが、

データーとして見れるわけではないので分析に時間がかかるし、

過去の履歴を追っても知れることに限界があります。

しかし、Amazonに関してはモノレートというサイトで、
Amazon相場を詳細に知ることができるデーターがあるので、

売れる金額や売れる個数や売れるスピードを

かなり正確に予測ができます。

実際、予測した通りにAmazonでは売れていってくれます。

メルカリは、競合が多い分、予測通りに売れていってくれないことが
あります。

 

労力

転売の利益算出に労働力は加味されていませんが、
会社での仕事やアルバイトでもなんでもそうですが、

労働に対しての時給は換算しないと、

効率が良いのか悪いのかがわかりません。

なので、ここでメルカリとAmazonとを比較して考えますが、

結論を先に言うと、

メルカリとAmazonでは、

Amazonの方が圧倒的に労力がかかりません。

 

では、具体的に解説していきます。

 

まず出品です。

Amazonでは、出品にあたって写真を取らなくてもいいです。

なぜなら、Amazonでは商品のカタログがあるからです。
なので、商品説明の詳細情報を入力する必要がありません。

メルカリでは、商品の写真を撮っては、

商品一点ごとにその商品の詳細を調べて書かないといけません。

これがやってみるとわかりますが、非常に手間です。

 

続けて、梱包発送です。

売れる度に梱包発送しては、コンビニや郵便局やヤマト運輸で
出さないといけません。

なので、時間にも追われるし、副業であれば、なかなか、
すぐに出せないなど支障が出てくることもあります。

 

最後に、顧客対応です。

Amazonでは、顧客対応はほぼ不要ですが、
メルカリでは、商品を買っていただいたお礼や、
商品の発送の連絡、質問があればそれに答えたり、

また評価など何度もアプリを確認しやりとりをこなさくてはなりません。

以上、仕入れとは別にある売上をつくらない作業に時間を
潰されるので、

労働力をたくさんもっていかれます。

正直、その時間があれば、Amazonでは、仕入れを行って
売上を上げ、利益を簡単に生み出すことができます。

 

経費の資材

メルカリでは発送毎に送るので、その回数分に、
資材も必要になります。

Amazonでは、その資材をFBA倉庫にまとめて送る分で
経費を圧縮できます。

 

〆まとめ

フリマ(メルカリ・ラクマ)での販売は、

不用品の処理や仕入れて販売がすることがないのであれば、
またはその量が少ないのであれば、あるいは、仕入れが継続的にないのであれば、

フリマで売るのが良いです。

ただ、転売をビジネスして稼いでいきたいのなら、

Amazonの方が効率良く稼げます。