せどりで月10万円稼ぎたい!

と考えた時に、いくら仕入れたら達成できるのか、計算できますか?

意外にも、計算していない、いや計算できない人が多いです。

その状態だと、今、どれだけ稼げていて、あとどれだけ仕入れたら目標の金額まで稼げるのかが、いつまで経ってもわかりません。

そして、1日・1週間・1か月の仕入れ金額の目標を立てることもできません。

現在地とゴール地点までの距離がわからないと、稼ぐためのモチベーションを保つことも難しくなります。

だから、、、

目標利益に対しての仕入高の計算方法をお教えします。

 

せどりで稼ぎたい目標利益の設定をしましょう

例えば今現在、月1万円しか稼げていないのに、いきなり月100万円の目標を設定するのはやめましょう。

もちろん、将来稼ぎたい金額を長期目標として持っておくことは大切です。

今の現状を見て、頑張ったら届くかもしれない金額で短期・中期の目標を決めていきましょう。

全くの初心者さんであれば、月収1万円から目標設定されると良いでしょう。

 

月10万稼ぐにはいくら仕入れたらいいのか?

目標利益を決めたら、次に、その目標利益を達成するためにはいくら仕入れたらいいのか(仕入高)を算出しましょう。

仕入高とは、販売するための商品で、売上高に対応する原価の仕入分をいいます。

仕入高を計算するには、

利益率、売上高(月商)、販売総数、販売単価、AmazonのFBA配送代行手数料、販売手数料、梱包費用、FBA倉庫までの発送費用

を求める必要があります。

 

利益=売上-経費(仕入高+AmazonのFBA手数料+販売手数料+梱包費用+FBA倉庫までの発送費)

*経費(仕入高+AmazonのFBA配送代行手数料+販売手数料+梱包費用+FBA倉庫までの発送費)

仕入高=経費合計-AmazonのFBA配送代行手数料-販売手数料-梱包費用-FBA倉庫までの発送費

 

利益率

利益率にかんしては、まだせどりを始められたばかりの方は算出できないので、以下よりおおよその利益率を参考にしてください。

【店舗と電脳(オンラインショップ)】

・店舗せどり→20%
・電脳せどり→15%(ポイント含める)

【新品と中古】

中古25%
新品20%

【カテゴリー】

・本せどり→30%
・家電せどり→20%
・食品せどり→10%
・ドラッグストア→10%
・メディア→20%
・ゲーム→20%
・おもちゃ→15%

 

せどりを既にされている方は、Amazonセラーセントラルから1ヶ月分の注文レポートを抽出して、仕入原価の合計と売上から算出することができます。

利益率の求め方は、

利益÷売上×100=利益率

です。

プライスター(Webツール)を導入すると、自分で計算する必要がなく利益率がとても簡単に確認できます。

 

売上高(月商)

利益÷利益率=売上高

目標が利益10万円、利益率が10%と仮定したら、

10万円÷0.1(10%)=100万円

売上高は、100万円となります。

 

月間販売総数(買い上げ点数)

Amazonセラーセントラルやプライスターのツールから知ることができます。

今回は300個と仮定します。

 

月間販売単価(平均単価)

月間販売総数から1個あたりの値段を算出します。

売上高÷月間販売総数(買い上げ点数)=月間販売単価(平均単価

100万÷300個=約3,333円

月間販売単価(平均単価)はおよそ3,333円となります。

 

AmazonのFBA配送代行手数料

AmazonのFBA配送代行手数料は寸法と重量によって異なります。

小型サイズは一律290円

標準サイズは4区分あり、381円~603円

大型サイズは8区分あり、589円~1,756円と大きな差があります。

特大型サイズの商品を仕入れることはほとんどないと思います。

よく送る商品サイズの平均をざっくりと計算しましょう。

 

AmazonのFBA配送代行手数料は、まとめ買いにかかわらず商品1つずつにかかります。

月間販売総数×1個辺りのFBA配送代行手数料=FBA配送代行手数料(月間)

FBA配送代行手数料は、標準サイズで納品することが多いと仮定し、おおよその平均を取って1個辺り500円とします。

300個×500円=150,000円

月間のFBA配送代行手数料は15万円となります。

 

販売手数料

主に取り扱っているカテゴリーの手数料で算出しましょう。

今回は10%と仮定します。

月商×販売手数料の割合(%)=販売手数料

100万(月商)×0.1(10%)=10万

月間の販売手数料は10万円となります。

 

梱包費用

ダンボールなどの梱包費用が月でいくらかかるのか把握しましょう。

梱包費用は、物量の増加とともに増えるので、目標月商に乗算するといいです。

例えば、月商50万円で、梱包費用が、5千円の場合、

5千÷50万(月商)=0.01

これが月商に対する梱包費用の割合です。

この数字に目標の月商を乗算すれば、物量が増えた時の費用を計算できます。

つまり月商100万円の場合は、梱包費用が1万円とわかります。

100万(月商)×0.01=1万円

 

FBA倉庫までの発送費

梱包費用と同様で物量とともにFBA倉庫までの発送費は増えます。

現在が月商50万円で発送費が2万円だとしたら、

2万÷50万=0.04

となり、月商50万円に対する発送費の割合がわかります。

100万×0.04=4万円

つまり、月商100万になると発送費は4万円になります。

 

仕入高を算出

目標利益が10万円で利益率が10%の場合、月商が100万円となり、月商から利益を引いた90万円が経費の合計額となります。

利益=売上-経費(仕入高+AmazonのFBA配送代行手数料+販売手数料+梱包費用+FBA倉庫までの発送費)

10万(目標利益)=100万(月商)-90万(経費)

 

仕入高=経費合計-AmazonのFBA手数料-販売手数料-梱包資材-FBA倉庫までの発送費

=90万-15万-10万-1万-4万
=60万

目標利益が10万円であれば、60万円分仕入れる必要があることがわかりました。

 

目標仕入高で日々の仕入れ目標を設定する

目標仕入高が算出できたら、せどりの仕入れができる日数で割って、日々の仕入れ目標の金額を算出しましょう。

毎日、せどりのリサーチや仕入れに取り掛かれるのであれば、

60万÷30日=2万

毎日2万円の仕入れができれば目標利益の達成に近づくということです。

注意点は、仕入れたものが月内で全て売れたことを想定した計算になので、目標を達成するには、前倒しで仕入れが必要となります。

月の中旬や下旬にFBA倉庫に納品しても、現実問題、仕入れたものが月末までに全て売れるとは限らないためです。

 

〆まとめ

自分の目標利益を決めて仕入高を計算することによって、自分の現在地とゴール地点までの距離を具体的な数字で知ることができます。

どれだけ仕入れればいいのかわからない漠然とした状態で頑張るよりも、ずっとモチベーションが保ちやすくなります。

また、手元に資金がなくクレジットカードを使って仕入れをする人は、今のクレジットカードの利用限度額で目標利益を達成できるのか計算することができます。

資金が足りなければ、複利の力で資金が増えるのを待つか、クレジットカードの枚数を増やしたり、融資を受けることを考えましょう。