中国の湖北省武漢市を発端に新型コロナウイルスが
猛威をふるい続けています。

その影響で、マスクやウイルスの感染を予防する
消毒関連の商品がバカ売れで、高額転売で稼げます。

今回の件は、典型的な転売(せどり)で稼げるネタであるので、
ウイルスで稼ぐマスク転売を通じて、

転売屋の稼ぎ方を解説していきます。

 

マスク転売はなぜ稼げるのか?

たくさんのメディアで毎日、危険であることを
訴えられ、感染予防の対策が講じられるからです。

メディアに教育された人は、

命の危険性や病気の恐怖から、

マスクや消毒関連の商品に手を伸ばすようになります。

そして、みんなが買い求めると、

自分も同じように買っておいた方がいいという気持ちになり、
さらにマスクは売れていきます。

そうこうしているうちに、今度はマスクが品薄になり、
店舗やネットショップで手に入れられなくなり、

焦っては家族や友人や知人に話したり、SNSでつぶやいたりします。

その話を直接聞いた人や、あるいはネットでの投稿記事を読んだ人は、

リアルな実態(現況)を知って、

お店に走り、あるいはネットですぐに検索し、

在庫があれば、一つではなく、

今後買えないかもしれないことを見込み、
複数個余分に買い求めます。

 

そうなってくると、マスクは過不足になり、
希少性を持つようになり、

その結果、高くで売れるようになります。

転売(せどり)は、つまり、「供給<需要」になると、
商品が高くても売れるから、

小売店価格で仕入れても、利益を出すことができるんです。

つまり、転売(せどり)で稼ぐには、

「供給<需要」になる商品を探せば儲かるということです。

 

話が変わりますが、

転売が嫌われるのは、上記のような商品を取り扱い販売するからで、

転売をする人が多いのは、確実に儲かるからです。

 

供給<需要の商品を探す情報術

供給<需要になりそうな商品を効率よく探すには、

2通りのリサーチ方法があります。

1つ、人を動かすメディア媒体。
2つ、人のリアルな声の場。

順番に解説します。

 

人を動かすメディア媒体

マスク転売がなぜ稼げるのか話した通り、

有力なメディアの発信がいかに人の行動に大きな影響を与えるかは、
十分に理解できたかと思います。

 

転売(せどり)で稼ぎる商品に見つけるのに便利なサイトは、

ヤフーニュースです。

ネットビジネスをしている方は、ブラウザーがクロームであることが多いので、
ヤフーをホーム画面にしている人は少ないかと思いますが、

そうでない方は、検索画面をヤフーサイトにしている方が多いです。

そのような方は、ヤフーの検索画面の一番見やすい位置にある、
ヤフートップニュースを見ている方が多いです。

見ている人が多い=影響される人も多いということです。

あとは、LINEニュースです。

誰でもどの年代でもほぼスマホを持つようになり、
LINEも利用されている方が多いです。

そのLINEに付帯しているLINEニュースも多くの方が見られるので、
LINEニュースの影響も計り知れないです。

この2大プラットフォームからのニュースに掲載されるネタは、
影響度が高いので見るようにしましょう。

 

人のリアルな声の場

今の時代はメディアから情報を知らされるだけではありません。

SNS時代で、情報を人から入手して参考にしている方が多いです。

SNSの中でググることをしている人も多いです。
#(ハッシュタグ)が生まれ、Twitterやフェイスブックやインスタなどで
利用されていますよね?

SNSでは、生活者の生のリアルな声が溢れています。

その声であるメッセージに対して、

供給<需要になるキーワードをもって探せば、
人が稼げる商品を教えてくれるんです。

例えば、品薄、売切れなどの言葉でSNSをググれば、

人気の商品や市場にない商品を知ることができます。

 

供給<需要になる原因の例

供給が需要を上回る時ってどんな時でしょうか?

この時がわかれば、前に教えた情報源の中を探すのが
より効率良くなります。

供給が減る

・生産終了(倒産、売上減退、引き継ぐものがいない)
・生産の問題で回収(衛生に難あり、クレーム)
・災害、事故(老朽化、点検不備)で生産数の減少

需要が増す

・メディアの露出で多くの方に目が触れ、琴線に触れた時
・芸能人やネットインフルエンサーの発言により影響を受けた
・季節(気温の変動)
・イベント(催しの限定生)
・危険による備え(災害、疾病)

 

実際の相場変動の例と転売(せどり)の稼ぎ方

情報を見極める

コロナウイルスの始まりは、

2019年12月8日に、武漢市で肺炎患者が報告されたことからでしたが、

その時は、まだ原因が不明でした。

それが、年をまたいでの2020年1月7日に初めて

新種のコロナウイルスと特定されました。

時既に遅しで、1月9日に中国で最初の死者が出てしまい、

さらには海外に及んでも感染者が出て、
感染者と死者が増え続けている状況です。

 

日本でのコロナウイルスに関しての報道は、

1月の初旬ごろからされていましたが、

その時の反応は、特に大きなものではありませんでした。

 

しかし、1月16日に日本での最初の感染者が出て、

1月20日に、人から人への感染が確認された発表を受けて、
事態が急激に変化しました。

 

 

政府においても対策を講じる感染症対策に関する閣僚会議が
行われ、

メディアでもたくさん報道されるようになりました。

 

ここで、初めて、ヤバいとなったわけです。

感染力が高く、死ぬ恐れがあること、

春節があり、中国人観光客が日本に大量に訪れ、

さらなる二次感染が予想されることが明らかになったわけです。

 

この報道がされてから、マスクはどのような動き方をしたのか?
Amazonのモノレートというツールから、相場を知れるので、
確認しましょう。

 

1月21日以降から、

マスクの売上を示すランキングが底辺になり、

Amazonの在庫が切れました。

 

 

そこからは、ご存知のように、マスクがなかなか買えないような
状況になり、

マスクの相場はどんどん上がっていってる状況です。

1147円のマスクが7.6倍の8800円で売れる暴利状態。

 

過去のマスクの売上と現在とでは、最大で9倍ぐらい
売れ行きが増しているようです。

 

*違う商品でも、もちろん同じ動きです。

 

 

誰が?何を?

では、マスクで最も高額で売れた商品は、

どんな商品だと思いますか?

この商品なのですが、高額で売れたのは訳があります。

 

2815円が、12倍の33800円で売れた理由は、

日本製です。

 

日本で売られているマスクの7割が中国製だと言われています。

この商品は、日本製で信用できると判断されたんですね。

しかも、マスクの検品は人の手でされているのをメディアでも報道されていたので、
余計に安全を求める方は、日本製を求めますよね。

中国人の方ですら、自国より日本の方が安全であると思っている方が
ほとんどで信用されていなんです。

 

買い手である人は誰なのか?
何を求めているのか?

これらを知ると売れる商品がわかります。

誰が?何を?商品における特別な強みや違い(デザイン、メリット、ベネフィット等)に
注目してください。

 

Amazonのビックデータを活用

Amazonのサイトでは、顧客の利用情報をデーターとして
集められていて、

それを以下のところで利用されています。

・この商品を買った人はこんな商品も買っています
・この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています

 

 

ここから、マスクを買うお客さんが他にどんな商品が
気になっているのか、あるいは買ったのかがわかるので、

同じように芋づる式に稼げる商品を見つけ出すことができます。

このデーターをぜひ転売の商品稼ぎに活用してください。

 

転売(せどり)で大きく稼ぐためにすること

歴史から学び、それを頭やデーターに備蓄しておくことです。

過去に起きたことで、
商品がどのような相場になったのかを分析するようにしましょう。

 

コロナウイルスが話題になった時、

僕自身、マスクが売れて店舗から在庫が消えることは読めていました。

その理由は、過去に店舗からマスクが消えることを体験していたからです。

 

過去にマスクが消えた理由は、

豚インフルエンザです。

 

2009年に豚から人へ感染し変異した新型インフルエンザです。

過去に、重症急性呼吸器症候群(SARS)があり、
致死率が高かったこともあって警戒されました。

実際、豚インフルエンザは感染力が強く世界的に広まりを見せていたので、
WHOもパンデミックのフェーズ6と宣言しました。

僕はこのころ小売店のコンサルタントをしていたので当時のことを
よく覚えていますが、

ドラッグストアからマスクが消え、コンビニですらもマスクが
なくなりました。

当時は、在庫が入ったらすぐに売れる状況で、

マスク不足に陥り、高単価の医療機関用のマスクなども売れましたし、
アルコールの消毒スプレーやウェットティッシュが売れに売れました。

 

街はと言うと、マスクをする人がほとんどで

伝染らないためにマスクをするというのが普通になった出来事でした。

それ以前は、風邪が引いた人が伝染させないためにするのがマナーと言う感じで
予防でする文化ではありませんでした。

インテージのSRIデータによると、

2009年の新型インフルエンザの影響で、

マスクの売上は、

15日で5億くらいの売上高が日本政府が新型インフルエンザの発生を
宣言した後の15日間を比較すると、35億(7倍)に増え、

国内初の感染者が出ると、65億(9倍)まで売上が増えていました。

 

 

 

 

この突然な売上高の変移を見ると、在庫が切れるのは
当たり前ですね。

 

このように過去の事例を知っておけば、

今回が起こったことがどのように推移していくかを予測することができ、
仕入れも人より早く行えますし、量も思い切って仕入れができます。

 

転売(せどり)で大きく稼ぐには、

どれだけ商品を販売してきたのかの経験がとても重要です。

 

つまり、どれだけの事例を知っているかが、
稼げる商品を見つけ出す嗅覚になり、

仕入れ数を上げ、その精度も高めてくれます。

なので、事例を知っては、実際に商品を販売して、
経験し続けることをしてください。

 

転売(せどり)で稼ぐのに目を向けるべき新たな需要先

マスクを販売した方はわかるかと思いますが、

マスクを購入してくれたお客さんは、誰が一番多かったでしょうか?

この誰が購入してくれるのかを知ることも、
せどりの仕入れをするうえで非常に重要です。

誰が買ってくれるのかがわかれば、

なぜ買われているのか、他にどんな商品が買われるのかを
知ることができるからです。

買っている人のことを今まで見ていなかったのであれば、

ぜひ見る癖をつけてください。

名前、住所は、その人の属性を知る上での情報になります。

 

ちなみに、マスクを高額で購入してくれる人は、

日本人ではなく、中国人です。

 

僕は過去にも中国人の方に、

コンドームやオムツを販売したことがあるので、

よくわかるのですが、中国人の方が購入する需要の大きさを
知っています。

今回のマスクは、中国人と日本人からの需要の二つがあるので、

とてもじゃないですが、

マスクの売れる個数は、
今までの比較にならないものになります。

しばらくの間、在庫が復活しないことは目に見えていました。

 

この経験の差が仕入れ数を決めていくので、

色んな商品に関心を持ち、どう動くのかを見ていき
学習するようにしましょう。

 

〆まとめ

転売屋はなぜ嫌われ話題になるのか?

それは、供給<需要の商品で転売し高額に利益を得るからです。

 

供給<需要の商品は、ある意味、

それほど人を動かすということです。

だから、高くで売れない理由がないんです。

 

この構図は、資本主義である以上なくなることはありません。

なので、転売はこれからもビジネスとして成立し、
稼ぐことができます。

マスクを例に転売屋の稼ぎ方を教えましたが、

お金を稼ぎたい方は実践しましょう。

 

こんなことまでしてお金を稼ぎたいくないと思うのであれば、
しなければいいだけです。

他の稼ぎ方をしましょう。

 

転売には、
今回のような商品を狙う以外にもたくさんの稼ぎ方があります。

例えば、その地域でしか買えないものを仕入れることです。

 

この転売は、買い物代行業でお客さんのためになり世の中に役立てます。

お客さんは、その地域までに買いにいくのには、
旅費もかかるし、時間や労力もかかります。

それをネットで買えるのなら、多少定価より高くても、
商品を手に入れること以外にもメリットになることが多いです。

それに納得されない人はそもそも買わないですから、
買う人は納得されてのことだから、Win・Winです。

 

転売は決してその全てが悪いものではないです。

安く仕入れて高く売るのは、物販業では当たり前ですし、

ただ、買い占め行為が悪いだけです。

なので、自分の信条に合わせて転売に取り組んでいただければと
思います。