「食品」は賞味期限があるため、
他のせどりジャンルの商品と
納品方法が異なります。
これらは、「要期限管理商品」と言って、
以前はWebテストに合格しなければ
販売できないモノでした。
現在はマニュアルを一通り読むだけで、
問題ありませんが、
初めての納品は分かりづらいことも多く、
せっかくカテゴリー審査を通っても、
実際に販売するまでには至らない…
という方も多いのではないでしょうか?
今回は納品に関するポイントを
チェックしながら、チャレンジしてみましょう!
この記事の概要
AmazonでのFBA納品「要期限管理商品」について
「要期限管理商品」とは、
・食品全般(サプリメント/食玩/ペットフードなども含む、
賞味・消費期限のある商品)
・食品以外で消費期限の印字がある商品
のことを指します。
これらの商品を納品する場合、
「要期限管理商品」と通常の商品を
同梱することはできません。
例)家電+食品=×
ペットフード+食品=○
同梱不可能な理由は、
通常の納品作業とは違って、
梱包段ボールに下記Amazon指定の
チェックリストを貼る必要があるからです。
納品されるAmazon側も、
消費・賞味期限を把握する必要があるため、
他の商品(期限のないもの)との
区別がはっきりと分かる必要があるのです。
ですので、決して、間違えて
その他の商品と一緒に
梱包してしまわないよう注意しましょう。
FBA納品可能な商品のチェックポイント
まず、納品前に、出品条件をきちんと
満たしているか確認しましょう。
①常温で保管できるか
温度指定のある商品は納品できません。
× 10℃以下で保存/要冷蔵/要冷凍
○ 冷暗所で保管/直射日光を避けて保存
商品パッケージに「保存方法」について
特別な記載のある商品は要注意です。
②賞味期限の確認
センター到着時点で消費期限が
60日以上あることが基本条件ですが、
もともと消費期限の短い商品は、
申請することにより、特別ルールが適用されます。
ルールが適用されるのは、
焼き菓子など温度管理の必要がなく、
消費期限が製造日から90日以下の商品で、
通常60日以上のところ、
30日以上まであればOKになり
販売不可となるタイミングは
通常45日が15日前までとなります。
申請のおかげでFBAでも
期限の短い商品が取扱ができるようになりました。
※消費期限のない食品について
消費期限のない食品についても、
予め申請が必要となります。
申請のタイミングは
初回の納品前で、ASINごとに申請が必要となります。
許可が下りるまでは納品できません。
事前申請の必要な食品例:
塩/砂糖/ガム/ペットフード/お米等
期限の定められていない商品は、
Amazonで以下の通りに
販売期間が定められており、
この期間を過ぎてしまうと自動廃棄となります。
申請は、テクニカルサポートにメールで行います。
タイミングは、初めてその商品を納品する前に1度のみ、
ASINごとの申請が必要となります。
送信するメールのタイトルは、
「FBA期限印字の無い食品 事前申請」
とし、
本文には、
・ASIN
・商品名
・商品の種類
を記載しましょう。
③ルールに沿った消費期限の印字
外から誰が見ても分かるように
消費期限を印字しておく必要があります。
消費期限の記載方法は、
フォーマットが定められており、3通りあります。
①日付まで設定されているモノ
→必ず、年・月・日の順であること!
YYYY(年)/MM(月)/DD(日) または YY(年)/MM(月)/DD(日)
例:2019年2月14日、2019/2/14、2019 February 14、
19/2/14、平成31年2月14日 など
②月まで設定されているモノ
(→この場合、各月の28日が期限となります)
YYYY(年)/MM(月) または MM(月)/ YYYY(年)
YY(年)/MM(月) または MM(月)/ YY(年)
例:2020/03、2020 Mar、2020年3月、平成32年3月 など
③ ①・②以外の記載方法でも、
商品パッケージに読み方が明記されているモノ
例: 賞味期限【日/月/年(西暦の下二桁)】
【14/4/21】
※出品者が読み方を明記して、商品に貼っても可
基本的に、期限の印字は順番を守る必要があります。
きちんと読み方も明記されている場合、
この限りではありませんが、
読み方の明記がない場合に、
DD(日)/ MM(月)/ YYYY(年)
MM(月)/ DD(日)/ YY(年)
というような印字は取扱い不可となってしまいます。
理由として、
どの数字が賞味期限か分からなくなってしまうからです。
例えば、
20/8/21このような印字であった場合、
期限が、
2020年8月21日なのか、
2021年8月20日なのか
分からないですね。
慣れない内はこの確認作業が大変だと思いますが、
納品ミスを防ぐためにも、
怠らないようにしましょう。
梱包時の要チェックポイント
これより、間違いやすい梱包時のポイントを
チェックしていきましょう。
通常商品の納品は、しっかりとラベルを貼れば、
複数の商品を1つの段ボール箱で納品可能ですが、
要期限管理商品の場合、
以下のような細かいルールが定められています。
★梱包時のルール★
①同一ASINの商品は、納品ごとにすべて同じ賞味期限のものを納品すること。
同じASINでも、複数消費期限がある場合は、
期限ごとに納品設定を分けて、
別々の段ボール箱で納品する必要があります。
ただし、1つの梱包で、
1種類のみしか納品できないということではなく、
2種類以上でも、ASINごとの
消費期限が同じであれば、納品可能です。
納品可能な組み合わせ例:
ASIN000001賞味期限 2018年5月1日のスナック菓子 10個
ASIN000002賞味期限2018年6月6日のジュース 20個
②セット商品・ラッピング商品に関するルール
出品者自身が、ラッピングしたり、
独自のセット商品を作ったりする場合の梱包にも
ルールがあります。
外から消費期限の確認ができないラッピング商品や、
複数の異なる消費期限が
確認できる梱包はルール違反となります。
ただし、ギフト用商品の場合、
ラッピング後、更にクラフト紙やビニール、
エアキャップで保護し、
商品ラベルや消費期限が
外から見えるように貼ることで
納品可能商品となります。
また、以下3つの条件を満たすことで、
消費期限の表示が可能です。
・もともと商品に記載されている
消費期限と同じ期限を
外から見える場所に印字すること
・(セット商品の際)複数の期限があるモノは、
1番消費期限が近い日付を見える場所に印字すること
・消費期限の印字は、手書きではなく、
以下のフォーマット通りにすること
色:背景の色と対照的な色で、容易に判読しやすいモノ
フォントサイズ:
日本工業規格Z8305(1962)に規定する8pt以上の活字
油性スタンプやラベルシール印刷を利用
簡単に消えない・かすれないインクを使用する
表示形式:
「年月日(YYYYMMDD)」もしくは「年月(YYYYMM)」のみ
上記ルールを入念にチェック後、最後に、
「FBA要期限管理商品」のラベルを貼れば、
あとは送るだけとなります!!
〆おわりに
「要期限管理商品」の納品ルールは細かく、
慣れるまでは、とても時間のかかる作業となるでしょう。
また、作業中の分からない部分に関しては、
そのままにせず、テクニカルサポートへ、
すぐに確認することをおすすめします。
最初のうちは、どうしても納品ミスを
してしまうこともあると思いますが、
経験を積んでいくことで、
必ずあなたのプラスへと変化していきます。
諦めずに、食品ジャンルという可能性を
どんどん広げていきましょう!