食品は賞味期限があるため、
FBAで納品する場合には規制が多く、
出品できない場合もあります。

そんな時は「自己発送」を
してみてはいかがでしょうか?

FBAと比べると、自己発送は、
お客様に直接商品を配送するため、

「大変」「高い」「面倒」という
イメージがあるかもしれません。

しかし、それぞれの仕組みや方法を
理解することで、

今よりも、もっと稼ぐことができるようになります!

 

 

食品せどりでのFBAと自己発送の使い分け

①賞味期限が分かれ目

FBAで販売するか、
自己発送するかの1番の分かれ目は、
賞味期限です。

FBAで納品する場合、
賞味期限は、配送センターに到着時点で、

60日(申請をして、特別ルールが適用された場合は30日)
以上なければ、

納品不可となってしまいますが、
自己発送の場合には規定がありません。

だからと言って、賞味期限の切れたモノを
販売していいということではなく、

期限間近の商品でも自己発送であれば、

FBAの場合、廃棄されてしまう商品でも
販売が可能ということです。

ストックとして買うような商品の場合には、
期限が60日以内だと厳しいですが、

食品は買ったら→すぐ消費
がパターンが一般的には多いので、

物によっては販売は問題ありません。

 

賞味期限が60日以内でも
気にせず購入するお客様はいます。

 

★賞味期限が迫った商品を出品する際の注意点

賞味期限が迫った食品を自己発送で販売する場合、
気を付けなければいけないことがあります。

それは、同商品で他に状態が違う在庫がある場合は
分けて、
別のASINで出品するということです。

 

食品は新品以外での出品はできないので、
もし、FBAと自己出品、
あるいは自己出品で状態が違うものがある場合は

どちらかを先に販売して売り切りましょう。

同じASINで分けてそれぞれ出品してしまうと、

コンディション説明欄に記載していても、
2重出品の扱いになり、
Amazonの規約違反となってしまいます。

 

早期に両方とも販売したい場合の手段としては、

カタログを新規で作ることです。

賞味期限の短い商品をカタログ作成する場合は、
商品名と期限を明記する形で登録をしましょう。

例)商品名: 訳あり ブランド名・商品名、仕様(内容量、味、タイプ等、賞味期限)

コンディション説明欄だけでは、
読まないまま購入してしまうお客様も多く、
(新品販売のカート販売ではまず読まないです。)

商品到着後のトラブルを防ぐためにも
行いましょう。

 

②手数料の比較

自己発送の場合には、
FBA利用時のみに掛かる手数料が
不要ですので、その分利益として上乗せできます。

一般的に自己発送・FBA利用時にかかる
共通手数料は

・販売手数料
・カテゴリー成約料【書籍・ミュージック・DVD・ビデオ(VHS)のみ】
・基本成約料

の上記3つがあります。

販売手数料は、
販売するカテゴリーによって

料金が異なりますが、
食品の場合は10%となっています。
(ビール・発泡酒は6.5%)

カテゴリー成約料は、
メディア商品のみに掛かる料金なので、
食品では必要ありません。

 

基本成約料は小口出品者のみに掛かる費用で、
1点販売ごとに100円となりますが、
大口出品者は不要です。

比較として、FBAを利用した場合には、

上記手数料の他に、
・在庫保管手数料
・配送代行手数料【出荷作業手数料+発送重量手数料】
が掛かります。

 

在庫保管手数料とは、
Amazonの倉庫にて保管されている商品の
寸法より体積が計算され、月での請求となります。

要するに、Amazonの倉庫利用料です。

計算式は、以下の通りになります。

8.126円×{[商品のサイズ]縦×横×高さ/(10cm×10cm×10cm)}×[保管日数/30(当月の日数)]

少々複雑な式ですが、体積が基なので、
単純に考えると、

サイズが小さければ安く、
大きければ高くなる料金です。

配送代行手数料は、
出荷作業手数料と発送重量手数料を
組み合わせた料金になります。

出荷作業手数料は、字のごとく、
商品が売れた際に、Amazonが代わりに
出荷するための梱包作業代です。

発送重量手数料に関しても、複雑で、

①金額(\45000がボーダーライン)
②商品の種類(メディアかメディア以外か)
③サイズ(小型・標準・大型に区分)
によって、計算されます。詳しくは以下の表を参考にして下さい。

以上より、手数料という観点では、
自己発送の方が配送契約の内容にもよりますが、
安い場合もあります。

FBAの利用に掛かる手数料は、
計算式も複雑で、細かいので、

AmazonよりFBA料金シミュレーターという
自動計算してくれるツールがありますので、
利益計算の目安に利用しましょう。

FBA料金シミュレーター

 

自己発送の方法

これより、自己発送の流れを
ご紹介していきたいと思います。

出品した商品が注文されると、
Amazonより、「注文確定―商品を出荷してください」という
メールが届きます。

セラーセントラルの画面では注文があれば
以下ように表示されます。

 

Amazonのセラーセントラルにログインし、
「注文管理」の「未出荷」となっている部分を確認します。

 

 

画面に従って納品書を印刷します。

ゆうパックなど伝票を書いて送る配送以外は
点線より上の住所を記載された部分を切り取り、

それを封筒やレターパックに
そのまま貼り付けると良いです。
下の納品書は忘れずに商品と同梱しましょう。

 

 

梱包後、コンビニや郵便局・宅配便を
利用して出荷しましょう。

そして忘れず、セラーセントラルで
「出荷通知」を行い、

・出荷日
・発送方法
・トラッキング番号

を入力して完了です!

 

 

「送料」を無料にすることでカート取得率を上げお客さんから商品を買ってもらう

自己発送の1番のネックとなるのは、送料です。

発送方法は商品サイズによっても
いろいろ選択できます。

まだ宅配便や郵便局と契約していないのであれば、
自己発送を機に、契約を検討してみましょう。

*2018年、現在オススメできる配送契約は
 イプシロン契約になります。

 イプシロンより高い配送料で送っている場合は
 イプシロンと配送契約を結びましょう。

↓↓↓ ↓↓↓

*イプシロンはチルド便も対応しています。

販売者の立場であれば、
少しでも安く抑えたい送料ですが、
購入者側から見ても、それは同じことです。

送料が掛かるから、売れない
送料が掛かるから、買わない
これは一概には言えません。

もし、上のような考えを持っているなら、
発想を転換しましょう。

問題点は、「送料が掛かる」点ですね。
購入者ならどうすれば買うと思いますか?

ベストなのは、「送料無料」ですが、
「少しでも安い」
ことがポイントです。

 

私たち販売者は、例え契約したとしても、
最低限の送料はコストとして掛かってきます。

ポイントは販売価格です。

送料分を予め販売価格に上乗せして販売し、
配送料を無料にして販売する方法と、

送料の基本料を上乗せして、
地域ごとに追加分を配送料として
設定する方法があります。

以下の例を参考に比較してみましょう。

 

例)
通常:
商品代金892円+配送料600円

配送料600円を上乗せ:
商品代金1492円配送料無料

基本配送料として400円上乗せ+地域ごとに
追加送料を設定:商品代金1292円+【関東】配送料200円

 

トータルとしては1492円であることに
変わりはありませんが、

購入者の立場からすると、
配送料が600円掛かるよりも

無料の方が安い気がしますし、
地域別で送料が加算されたとしても

プラス200円であれば買ってみようという
意思に繋がります。

これは、心理マジックのようなものです。

1つの販売方法として、参考にしてみて下さい。

 

〆おわりに

「自己発送」は、そのイメージから
嫌煙されがちですが、

うまく利用すれば、FBAよりも低コストになり、
稼ぐことが可能です。

中間にAmazonが入ることに
変わりはないですが、

お客様との直接的な取引に近いため、
賞味期限の確認・梱包に注意し、

ショップからのメモを同梱するなど、
工夫次第で高評価も得やすくなります。

 

リスクとの背中合わせではありますが、
必ずしもFBA経由ではなく、

販路拡大のために自己発送にも
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?